Appleが教科書の再発明!鍵を握るのは大人たち

Appleが噂されていたiBooks 2, iBook Author, iTunes Uを発表しました。iTunesで音楽業界を変えたように、iBooksで出版と教育業界を変えることができるのか。まだまだ改善点はあると思うが、Appleは世界を変えるきっかけを作ってくれました。

iPadが当たり前の世代の子供たちはiPadで授業を受けることにさほど抵抗感を覚えることなく歓迎するでしょう。iPodで音楽を聞くのが当たり前の世代にとって、テープレコーダーのウォークマンは博物館の発明コーナーにある展示物です。これと同じように、iPadで授業を受けるのが当たり前の世代にとって、重たくて音も出ないダウンロードも検索もできない紙の教科書は歴史資料館で見るものとなるでしょう。

すでに先進的な学校や企業では、黒板も電子ホワイトボードに変わり、講義もオンライン配信されています。そうなると困る人たちが抵抗していますが、近代化の流れは止めれないでしょう。今回発表されたようなものが、普及するかどうかは利権争いと古い慣習を変えることができない大人が鍵です。出版業界や教育機関がこれからどう反応するかで、便利な未来が早く来るか、まだまだ時間がかかるかを決めるでしょう。残念ながらiTunes MuchもiBooks Storeも開始される気配さえない日本の夜明けは遠いかもしれません。

鎖された日本が変わらない限り、わざわざ本を裁断してスキャンしたり、アメリカのクレジットカードでiTunes Muchを契約したり、海外のUnlocked iPhoneを購入してデザリングするしかないのでしょうか。

紙の教科書の方が良いこともあるし、生の講義に勝るものありません。ただ、iPadで授業を受けたり、何万人でも自分の部屋から地球の裏側の大学の授業を受けることができる恩恵は計り知れないということです。

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